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| 慶応工学会主催「社会人セミナー」の紹介 |
2004年3月24日開催 |
去る2004年3月24日、財団法人 慶応工学会では初めての試みとして「日経マスターズ」協力の下「社会人セミナー」を慶應義塾大学三田北館ホールにて開催した。セミナーは当会常任理事、慶應義塾大学 理工学部 清水真佐男教授の開会の挨拶で始まり、第一部では、高速光プラスチックファイバーの開発により世界的にも著名な慶應義塾大学理工学部 小池康博教授による「これからのIT社会はどうなるか」のテーマの下に、IT技術革新がもたらす21世紀の社会、生活のあり方についての提案があった。第二部では、日本リスクマネジメント協会 日本経営危機管理士会 幹事 臼杵宣氏によるリスクマネージャーの立場から、今後ITと如何に係わっていくかの提案があった。第三部では、慶応工学会 木塚篤夫コーディネーター による中高年層が中核的な存在となりパソコン教室事業を起業化するための、慶応工学会の企画監修の下に開発されたノウハウの提案がなされた。セミナー会場には、このパソコン教室用に開発されたハード及びソフトのデモンストレーションも行われ注目を集めた。
財団法人 慶応工学会(理事長・椎名武雄日本IBM 最高顧問) は産業界で活躍する慶応出身者の出資で1948年に設立された慶応工学会が前身。62年に財団法人化、対象を慶応に限らず「産学連携が流行になる前から大学と産業界のインターフェース」(安西祐一郎慶応大塾長)として成果をあげてきた。研究費や研究者の海外出張への支援のほか、外国からの留学生への奨学金給付、産業界から研究を受託し大学の研究者に取り組んでもらう窓口機能も持つ。現在展開している産学連携プロジェクトの中で最も注目を集めているのが、今回のセミナーの講演者でもある小池康博教授が開発したプラスチック光ファイバーを核とした「ギガハウスタウン・プロジェクト」である。当会ではこの技術を広めるべく「ギガハウスタウン・プロジェクトチーム」を立ち上げ活動を開始している。その結果、2003年12月には東京府中市に新規開設された榊原記念病院においてこのIT技術の最先端を行くプラスチック光ファイバーによる超高速光大容量通信技術の導入が世界に先駆けて実用化された。また社団法人 杉並医師会は2004年5月から始まる新館建設にともない本技術の採用を決定し、杉並区でも当会プロジェクトチームの提案の下に本技術の導入をはかり地域社会の新たな「医療・教育」に生かすべく準備、検討がすすめられている。 工学会ではさらに、大学発のノウハウを幅広く社会に還元するため「産学連携」を前進させ一般社会にも還元すべく「社学連携」という新たなるテーマの取り組みを開始した。その第一陣が今回開催された「社会人セミナー」である。これは従来の「大学―産業界」という連携図式に「大学―社会人」という基本軸の追加によって、大学と社会の新たな連携を描こうとする試みである。
今回開催された「社会人セミナー」では、このような意図の下、第三部で、主に中高年者層をターゲットとし、「生きがい、楽しさ」を得るための起業基盤(生活基盤)のノウハウの提供が行われたが、具体的には当会が企画監修して開発された「慶工ステップ方式パソコンファミリー講座」という、パソコン学習用の誰にでも分かり易い教材とデュアルヘッド画面を用いたユニークな教習方法を用いて中高年層が自宅でパソコン教室を開くためのノウハウを紹介したもので、会場では具体的な教材内容に加えて、既にこのノウハウを用いて開設されている試行教室の紹介も含めて技術面、経営面からの説明が行われ、会場の中高年層から強い関心が寄せられた。とりわけ、たんにパソコンスキルを教室で学ぶというだけでなく、そこに集まる人々の人間的なふれあいや信頼から地域の新たなコミュニティがそこから生まれるような、また、それを通じて人生の大きな生きがいや喜びが得られるような教室作りのコンセプトに会場からは多くの共感の声が上がった。
今回当会がパソコン教室事業の展開を試みた大きな要素は
1.マーケットが大である(需要者層大)
2.マーケットの取り込みが機能してない
との二点であった。したがって端的に言えば
ローコスト、高品質、利便性を適えた、健全な起業基盤のノウハウの提供が、当会が目標とする「社学連携」の立場からもふさわしいものと考え、今回の社会人セミナーを通じて発信された。
パソコン教室に関心のある方は、下記メールアドレスにお問い合わせください。
keiopcs@giga.ocn.ne.jp
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